ダウンロード PDF 南極で心臓の音は聞こえるか 生還の保証なし、南極観測隊 (光文社新書) 無料のために
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書籍の説明
- ファイル名: ダウンロード PDF 南極で心臓の音は聞こえるか 生還の保証なし、南極観測隊 (光文社新書) 無料のために.pdf
- ISBN : 15838764
- リリース日 : 11 8月 2019
- ページ数 : 4 ページ
- 著者 : 山田恭平
- 作成者情報 : 山田恭平
- エディター : 独立した出版社
書籍の説明
「南極大陸を海岸から内陸へ上がって、風も吹いてこないようになれば、
あまりに静かすぎて己の心臓の音が、
血管を血液が流れる音が、ついには聞こえてくるという」
そんな伝説めいた話を高校生のときに聞いた日から南極を目指した著者は、
ついに第59次南極地域観測隊のひとりとしてかの地に足を踏み入れる。
――南極生活を現地から更新するブログで、南極を目指す女子高生のアニメ『宇宙よりも遠い場所』の
展開を予想し話題になった若き大気研究者が明かす、非日常が日常的に起こる約1年4ケ月の南極滞在記。
南極観測隊のリアルが分かる一冊。
【目次】
・序
2018年2月11日南極大陸・S17観測拠点、雪上車内にて/唯一どこの領土でもない大陸/再起をかけた国家プロジェクト/地球全体の課題解決に向けて/研究者にとっての南極/心臓の音が聞こえる場所
・第1章 2017年11月、砕氷船「しらせ」
成田からオーストラリア、南極へ「/しらせ」南緯55度を通過す/極地観測手当「/しらせ」の船上生活/自動販売機、レンタルDVD室、ジムと郵便局/船上嘔吐スタイル/船上観測/耐寒訓練/ラミングで氷海を征く
・第2章 2017年12月、南極大陸氷床斜面拠点S17
南極大陸にない南極基地/南極観測隊員区分/南極大陸へ/南極の夏の服装/凍傷・乾燥・日焼け対策/建設現場か砂漠の基地か/南極大陸に降り立つ/初仕事は雪上車の掘り出し/息を吹き返す雪上車/S16からS17へ/かき氷/観測旅行開始/夏の南極観測/大量の荷物と残された5人/自動気象観測装置の設置/南極は暑い/自動気象観測装置の役割/S17観測拠点での生活/S17のトイレ事情/南極ゴミ問題/雪上車での生活/一日の終わりの定時交信
・第3章 2018年1月、南極の年越し
年越し準備/白夜と門松と除夜の鐘/正月/昭和基地夏の宿泊施設/昭和基地の夏の一日/南極大陸氷床上の滑走路/ペンギンだらけの袋浦/夏の終わり/越冬交代式/危機/ブリザートと死/生存のための雪かき/発電機停止す/埋没するS17/拠点放棄
・第4章 200X年、出発までに
県立宇都宮高等学校/東北大学理学部宇宙地球物理学科/東日本大震災/東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻/日本学術振興会特別研究員/内定辞退/独立行政法人国立極地研究所/事故/日本南極地域観測隊/地球温暖化/この星を守らず/地球温暖化と南極/南極に行く意味と意義/夏のS17での観測/59次隊観測項目/基本観測とは/重点研究観測とは/一般研究観測とは/萌芽研究観測とは/公開利用研究とは/その他
・第5章 2018年2月、昭和基地の生活
バレーボール大会/夏の終わり/越冬成立と野菜むきむき大会/昭和基地の食事情/生存確認も兼ねる全員での食事/生活諸係/消火訓練/事故例集とブリザード/南極の医療事情/南極教室と南極授業と南極中継/昭和基地での趣味・娯楽/キャロム・ビリヤード/59の日/釣り大会/趣味の観測/ミッドウィンター祭/ワインが端から凍っていく
・第6章 2018年9月、南極大陸氷床斜面中継拠点へ
海氷上にルート工作/スノーモビル疾走/ドラム缶204本の燃料/内陸旅行へ/クラック・クレバス/325回、雪尺を測る/150回ハンドルを回す/H35地点/内陸旅行のトイレ事情/雪上車で就寝・起床・出発/南極大陸の古戦場・みずほ基地/気圧低下/ブリザードと停滞/みずほドーム間中継拠点MD364地点/AWS設置、再び/ラジオゾンデ観測とオゾンホール/オーロラの中継拠点/昭和基地帰還と次なる旅路
・第7章 2018年11月、ドームふじ基地への旅路
流しそうめん/夏のドームふじ旅行/先遣隊受け入れ/夏の内陸/映画『南極料理人』の舞台/ドームふじ基地は今/ポイントNDFN/NDFN出発/終わりの日/越冬交代式/何もない日々/帰国とその後と猫の話
終
【著者プロフィール】
山田恭平(やまだきょうへい)
1988年、栃木県生まれ。長野県環境保全研究所飯綱庁舎環境保全特別研究員。東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程後期修了。博士(理学)。
国立極地研究所特任研究員、第59次南極地域観測隊(越冬隊・気水圏一般研究観測)を経て現職。
第59次隊では中継拠点旅行やドームふじ旅行にて南極大陸上での自動気象観測装置の設置やラジオゾンデ観測、キャロム・ビリヤードに従事し気象隊員から菓子を巻き上げる。越冬中は内陸旅行時期以外のキャロム大会にはすべて参加。公式戦タイトルなし。
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